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ガクチカを効果的に伝えるには

どうして面接でガクチカを聞くのか?

面接では、いわゆる定番とも言える質問がいくつかあります。
たとえば、「どうしてこの企業を志望しているのか?」とか、「就職したらどんなことをしたいのか?」といったものです。
最近は「ガクチカ」と呼ばれる質問もよくされるようになっていて、これは「学生時代に力を入れていたこと」を指します。
特にジャンルを指定されることなく、サークルでも趣味でも、学業でも構わないので、学生時代より時間を使っていた活動、熱意をかけていたことを聞いています。

ガクチカを聞く理由としては、そもそも何か真剣に取り組む姿勢があるのかを知りたいからです。
とにかく周りに流されて生きているだけなのか、それとも熱中できるものがあるのかを知ることで、仕事への熱意にあてはめることができます。
そして、どのくらい熱中していたかを知ることで、仕事の取り組み方をイメージすることもできます。

また、ガクチカで実際にどのように活動していたかを聞くことで、業務スキルを知りたいとも思っています。
やりたいことを達成するために、どのように計画してどんな工夫をして実践したのか、失敗した時にどんな反応をしたのかを確認します。
また、失敗から学んだ点があるのか、諦めてしまうのが早かったかなどを聞くこともあるでしょう。
こうして、ガクチカのことを知ることにより、同じように仕事を進めていくのだろうという予想ができるわけです。
その人が働く姿がイメージできますので、採用に当たっての大きな判断基準とすることができます。

ガクチカの効果的な答え方

とても重要なポイントですので、どのように答えるかをしっかりと準備しましょう。
まずは、やってきたことを端的に「○○です。」と伝えます。
結論をシンプルに話すことで、論理的な話し方ができます。
その上で、どうしてその活動をやり始めたのかを説明します。
興味を持った出来事や他の人の影響などを伝えると共に、その活動に携わって何を成し遂げたいと思ったかを話します。

活動で生じたエピソードや頑張った成果、ガクチカを通して感じたことや学べた点なども説明します。
その際には、活動の中でこんなことがあったという事実を伝えて、次にそれによって成し遂げられたことという結果をまとめます。
その上で、感じたことや学んだ点などの適用を話すことで、相手にも分かりやすくまとまった構成となります。

実際の面接では、スラスラよどみなく言えるようになることよりも、気持ちを込めて話せるようにすることの方が大事です。
いかにも準備してきた原稿を読み上げるのではなく、楽しかったという気持ちや熱意を伝えることを意識しましょう。
そして、何か自分はすごいのだというアピールをするのではなく、そこから学べたことが多いということを重視することも意識します。

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