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グループディスカッションで困ったこと

グループディスカッションで困ったこと

進行を妨げる人と同じグループに

就職活動の選考において、グループディスカッションが待ち構えている場合があります。
これは選考に進んだ就活生同士でとあるテーマについて議論しあって、最終的な結論を導き出して発表する選考形式です。
ここではただ与えられたテーマに対する最適解を求めなければならないというよりも、議論の過程におけるチームワークや考え方、自分の役割を理解してはっきりと意見ができるのかなど、個人・チーム単位でのそれぞれの振る舞いを評価されます。

議論を先頭に立って進める議事進行役や、制限時間を管理するタイムキーパー役なども議論の中で即興で決めて、ほぼ初対面の人同士で議論を繰り広げます。
ここではいかに場を乱さずに自身をアピールできるかが大切になってきますが、アピールしたいという思いが先行してしまい、思わず進行を妨げてしまう人も中にはいます。
そうした人と同じグループになってしまうと、自分のペースも乱されてしまい、思うように発言ができないこともあるのです。

大人の対応が大事

ここで大切なのは、とにかく大人の対応が求められるということです。
進行を妨げる人に対して注意や非難をしたくなる気持ちは分かりますが、それによって余計に場の雰囲気が乱れてしまったり、思いやりのない発言をしてしまうと採用担当の心証も悪くなる可能性があります。
進行を妨げていることに対して決して強気で非難することはなく、冷静な発言を心がけて、予定通り進行が進むように場を動かすよう努めましょう。

この議論のゴールはどこにあるのか、参加者全員の認識を改めさせたうえで、それにつながる話だけを進めていきましょうと提案することも大切です。
相手の意見を頭ごなしに否定するのではなく「その意見もすごく大切ですね。ところで、今はゴールに向けてこの話を進めてみませんか?」のように上手に対応して全員の意識をテーマのゴールへ合わせることができれば、スムーズな話し合いに戻れるでしょう。

大切なのは進め方

グループディスカッションにおいて大切なのは、導き出したテーマの結論よりも、議論の進め方です。
会社によっては同じテーマを選考時に毎回出題しているケースがあり、結論のパターンがはじめから分かっているところもあります。
そのため、議論の進め方に重きを置いて採用の判断をしてくる企業も多いのです。

自分が与えられた役割をしっかりとこなしつつ、場に適応した良識ある発言で意見を伝えられれば、きっと高評価を得られるでしょう。
自分が受かるために相手を蹴落とすという姿勢ではなく、皆の発言に理解を示したうえで自分の意見もできる、こうした人材が実際の仕事でもコミュニケーションを円滑に取れると評価されます。

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