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内定をもらった際に受けやすいオワハラとは

オワハラは就活生の敵

オワハラとは、「就活終われハラスメント」の略で、企業が学生に対して自社の内定があるからもう就活をやめるようにと圧力をかけてくることです。
この言葉が一気に認知されたのは2015年からで、当時の流行語大賞にもノミネートされました。

この言葉自体は古く、今後使われることは少ないと思われます。
しかし、オワハラ自体は学生の悩みのタネとして残り続けることが予想されます。

悪質な手口には要注意

モラハラには様々な手口があり、事前に知っておく必要があります。
一番直接的なのは、その場で他社の内定を取り消させる方法です。
「そうすれば内定をあげる」と交換条件のように言われて、ひどい場合は面接官の前で他企業に電話をかけさせるそうです。

間接的なものとしては、研修や課題などを頻繁に行わせることで他の就活をやりにくくする方法です。
確かに、入社前のやり取りは企業と社員の関係を築くためにとても重要です。

しかし、あまりにも長期間の研修や頻繁なやり取りを強いてくる場合はオワハラの可能性があります。
就活生からすれば、オワハラなのかどうか判断する基準がよくわからないというのに漬け込んだ巧妙な手口です。

また、やり取りの延長でプライベートに関わりを作ろうとしてくるパターンもあります。
入社もしていないのに社員の人からご飯に誘われて、断りにくい雰囲気をつくられることになります。

学生には自由に就活する権利がある

内定がいくつか決まってくると、オワハラを受ける可能性が出てきます。
しかし、ここで覚えておく必要があるのは、私達就活生には納得のいくまで自由に就活をする権利があるということです。

そのため、直接的なオワハラへの対策はきっぱりとお断りをすることが一番だと思います。
仮にオワハラをしてきた企業が第一志望で、採用されたら必ず入社すると決めていた場合には話は別です。
しかし、オワハラをしてくる企業は入社してからも、社員に対する接し方に問題がある可能性があります。

間接的なオワハラについては、線引が非常に難しい問題です。
ですが、研修や懇親会を内定者に強制する権利は企業にはありません。

違法性がある場合

オワハラには違法性がある場合があります。
程度にもよりますが、主には2つの罪状が考えられます。

1つ目は、脅迫罪です。
例えば、「内定を辞退したら損害賠償を請求する」と言われた場合です。
就活での自由な意思検定をする権利を侵害しています。

2つ目は強要罪です。
就活生が本来する必要がないことをやらせると罪に問われます。
上記で説明した、他社の内定を取り消さると言うのは強要罪として罪に問われる可能性がかなり高いです。
また、辞退を決めた人に対して土下座や謝罪文を要求することもっ強要罪の一つです

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