ゼネコンとはどんな事業?
ゼネコンは不動産業界の中で建設に特化している「ゼネラルコンダクター」の略です。
ゼネラルコンダクターとは日本語でいうと総合建設業者で、高層マンションやオフィスビルの建設はもちろん、学校や病院の建設にも関わり、道路やダムといった建物意外の建設や発電所や寺院の修復にも関わっています。
本当に「ゼネラル(general)」という言葉の通りであらゆる建築物の工事に携わることができるプロフェッショナルといえるでしょう。
その業務内容は、建設を指揮する役目というとわかりやすいかもしれません。
企画案は国や不動産デベロッパーが作成します。
それを基に建設計画を示し、関連業者と共に完成までのすべての課程をゼネコンが管理するのです。
建設業界の動向を知ろう
建設業界は景気の変動を受けることがよくあります。
しかし、公共投資で支えられているので、固い基盤で守られているのが安心なところです。
こういった建設業界と切り離せないのが2020年の東京オリンピックに関する公共投資です。
レジャー施設や宿泊施設の整備が今後ますます拡大していくことが予想されます。
そして、政府が2017年に打ち出した第4次社会資本整備重点計画があるために、トンネル工事、道路整備なども増加する傾向です。
今後は工事の発注をこなしていくことになるでしょう。
オリンピック後は国内のオリンピックのための工事はなくなるでしょうから、インフラ輸出に力を入れていく可能性があります。
海外の事業に進出し、拡大していくことで今後の活動を見越しています。
大手ゼネコンの会社の特長はどのようなもの?
ある老舗の大手ゼネコンの会社の今後は、再生可能エネルギー事業などを展開になるのではないかといわれています。
このゼネコンの会社は設立されてから、数々の大きな事業に関わりました。
たとえば、東京駅の設立、大阪城などの歴史的建造物にも関わりましたし、六本木ヒルズ
や台湾新幹線と国内のみでなく海外の事業にも関わり、東京スカイツリーといった時代の象徴になる大きな建造物にも関わったのです。
今後は建設の垣根を飛び越えた事業にもさらに関わっていくでしょう。
それが再生可能エネルギー事業や宇宙エレベーターの開発などです。
また、別の大手では「進取の精神を」という社内の教訓を今後も生かしていくでしょう。
その進取の精神はここの会社が日本初の鉄道工事で、1872年に新橋〜横浜間で鉄道を開通させたことでも反映されています。
現在でははびこっている高層ビル建設日本初というのもここの会社です。
この創業当時からの「進取の精神」を受け継ぎ、今後はメタンハイドレードやロボット技術といった最新の分野に挑んでいきたいというのが社長のことばです。
最新分野に興味のある人材を求めているでしょう。