証券業界の特長
証券会社は、株式や債券などの有価証券と呼ばれるものを扱う会社です。
証券会社単体のところもありますが、多くは銀行などの金融機関が母体となっていいます。
金融、投資のプロとして自ら投資をしたり、有価証券を購入するお客様の窓口となったりします。
証券業界には主に4つの異なる分野があり、1つ目はブローカー業務です。
これは主に個人投資家の窓口となり、債券や株式の注文を受けてマーケットで売買を代行します。
投資家は仲介手数料を支払うことになり、これが証券会社の利益となります。
2つ目は、ディーラーで、証券会社が自ら投資をする際、どこにどれだけ投資するかを決めて売買をするのがディーラーです。
3つめはアンダーライティングと呼ばれる業務で、企業が相手となり、自社で株式もしくは債権を発行する時に、それを買い取り、投資家に対して販売します。
企業へのコンサルティングも含まれます。
4つ目はセリング業務で、証券は買い取りをせずに、販売だけをする業務です。
投資家への営業が主な業務となります。
証券業界の最近の動向
証券業界では非常に速い勢いでIT化が進んでいて、株式などの売買はほとんどネット上で行うことができます。
また、マーケットの分析もIT技術を利用しています。
こうしたことから、単に金融取引についてのスキルだけでなく、ITスキルも重要なポイントとなってきます。
この業界で働きたいのであれば、両方のスキルを磨いておくと有利になれます。
また、国内企業だけでなく外資系企業の勢いが強くなっています。
こうした企業は実力主義であることや、英語力が求められる場所です。
そのため、自分の能力を試したいという方や、外国語を使いたいという人に向いています。
証券業界で働く魅力
証券業界は、上記のように4つの異なる分野があり、それぞれに異なる業務をします。
そのため、自分に合った仕事を見つけやすいのです。
たとえば、営業職であればお客様に接して交流を持つことや、お客様の資産を増やす助けができるというやりがいを感じられます。
ディーラーであれば、自分の判断で利益を一気に上げられるという達成感を味わえます。
企業向けの業務であれば、非常に大きな規模の案件を計画、提案して企業活動をスムーズに進めるための手助けができます。
どれも大きな達成感を与えるものとなります。
そして、お金についての高度な知識を得られるのも魅力です。
そもそもお金が世の中でどのように動いているのかを肌で感じることができますし、利益を上げるためにどんなことが必要なのかを知ることもできます。
自分の生活についても役に立つ知識を得られるので、仕事からいろいろなメリットを得られるはずです。
