海外展開が注目される食品業界
食品業界は近年、海外展開が増えている業界です。
日本人の人口が減少していることにより、市場規模が縮小してきたことが食品業界として問題となっていました。
そこで、新たな取り組みとして海外に目柄を向け、特に人口増加や食生活に変化がみられている国への輸出で新たな販路を見出そうという考えが広まっているのです。
実際、海外への輸出を始めている企業は多いですし、それだけでなく海外の企業とM&Aの動きも進んでいます。
そのため外国での勤務にも対応できる英語力のある人材や海外経験のある人材を必要とする動きも高まっている状況です。
食品メーカーは難しい
意外と知られていないですが、食品メーカーへの就職は狭き門だといわれています。
特に知名度の高い企業は応募者がとても多く内定の倍率は2500倍以上のことも少なくないです。
そこで食品メーカーでの仕事を希望している場合にはしっかりと自己アピールをすることが必要になってきます。
自己アピールで必要となってくるのが他社との比較をしたうえでの志望動機と海外事業への意欲です。
志望動機というのは就活中必ず聞かれる場面があります。
そこで答える内容によってはただ食品メーカーに就職したいという印象がもたれてしまうことがあり、これは内定が取れにくい原因です。
具体的に「このメーカーで働きたい」という意志を伝えるためにも他社との比較を伝えるとより伝わりやすいですし内定がもらえる可能性が高まります。
面接の中で企業によっては「同じことが他社でもできると思うがなぜうちなのか」という質問をしてくることも少なくないです。
そういった質問に答えるためには他社研究はもちろんですが、食品メーカー全体についても良く調べておく必要があります。
また、先に述べた通り食品メーカーは海外進出に積極的です。
そこで海外で働く気持ちがあることをアピールすることはもちろんですが、それ以上に海外事業でどういったことをしてみたいかという事業についてのビジョンや自分自身が携わりたい領域のことなども話せるようにしておくと有利です。
食品メーカーでは国内市場の規模が縮小していることは企業存続にかかわる大きな問題でありこれから取り組んでいくべき問題でもあります。
そのため、その問題についてどのような意見を持っているか、どういった取り組みができるのかということは注目される項目です。
そこで、独自の意見を述べるのはもちろんですが、それとともに語学力や留学経験、異文化コミュニケーションの経験といったものもできるだけ積んでおく方が有利になります。